狂骨の夢

 シリーズ三冊目。
文庫版 狂骨の夢 (講談社文庫)

 2作目が絡まった糸をばらばらにしていくお話なら、3作目は伸びきって色んなところに絡まった糸を毛玉にしていくお話でした。的外れな感想なのだけれど、フロイトやらユングやらが出てきて、馴染みでありながら私はまだそこまで行けていないな、と。いよいよ京極堂が探偵然としてきました。伊佐間さんは智さんとして変換されました。あのマイペースでありながらさらっと持っていく感じ、そっくりだ!