現世に生きること
ぱたみやす
あの人と一緒に居られることを「夢」みたい、「夢」かも、と思っている間は、
私が傷つく代わりにあの人が傷つくことを引き受けることになるわけで。
それじゃ多分どっちに転んだとしても、ずるさが残るわけで。
大切にしたい、されていたいと思うなら、それだけリスクを負わなければ。
自然体に振舞うことは私にとってとても今難しくて、
あの人が与えてくれるものをつい求めたがってしまうけれど、
あの人が望まないことをわざとする必要なんてなくて、
試そうなんてしなくて良くて、そのときの気持ちをちゃんと享受すれば良いわけで。
それは、その先がどうなるかわからないからこそ、
今はそのぬくもりを信じていなければ勿体無いわけで。
傷つくのが怖くて、転ぶ前に杖を、という気持ちもあるにはあるけれど、
その杖で、あの人を傷つけてはいけない。
そう思う。優しくて、ほわほわした人。
やることはきちんとやるひと。
そう、足元はきちんとつながっていなければね。