おばあちゃんの容態がかなり悪いときき、しかも、姉の日記で、介護をしてくれる人のためや、排泄量の減少のためにごはんを我慢していると、そして母から聞いた父の独り言では「もう一ヶ月もつかなぁ」と。私が今あごの下に引いている羊をくれた祖母。父方の祖父の記憶がまったくない私は、父方=祖母、で。少し耳が遠くて、でもきちんとした生活を送っていて、字がきれいでいつも穏やかなおばあちゃんが大好き。もしなんて、考えたくはないし、彼女がまた、チョコのいるあの庭にたって、畑の無心ができることを祈りたいけれど、そのときがもう来ないのであれば、どうかどうか、痛みやあらゆる存在が彼女の穏やかで、幸福な最期を邪魔することのないように。