今日、バイト先の友達とお好み焼きを食べて上機嫌で帰ってきて、充電の切れた携帯電話を充電器につなぎ、メールチェックをしたら、母からのメール。おばあちゃんが亡くなったと。呆然としながらも、心の奥で、なんだか妙な「やっぱり」の気持ち。虫の知らせといったらおかしいけれど、その前に入れていた友達との旅行のキャンセルの希望。その時に友達がいなかったらそこで、号泣してしまったんじゃないか。でも何故か、母からの電話で、改めて明日からの予定を聞かされたとき、涙一滴たりともながさず、準備を進める自分がいました。もちろん悲しくないわけじゃない。大好きだったおばあちゃん。慎み深くて、料理が上手で、いつでもまっすぐで、愛してくれた。でも、なんでか涙が出なかった。その後バイトに行って、一時までちゃんと笑っていられたし。悔やんでも仕方ないけど、あの日バイトも、看板作りもほったらかしておばあちゃんに会いに行けばよかった。もう、これからは、おばあちゃんには会えないんだ。もう、見るだけ。おばあちゃん、ごめんなさい。手紙書くからって言ったのに、書かなかった。本当は、どんなにきれいな風景が見えても、病院より家のほうが絶対良いってわかってた。ただ、自分がこわかっただけ。いつも次があるって思ってたから。馬鹿だった。どんなえらそうなことを言っても、弱かった。ごめんなさい。どんなに思ってもおばあちゃんは帰ってこないけど。